2001年9月

今月のベストワインは、

20010901

Joblot Givry 1er Cru Clos de La Servoisine '99

です。Wine Advocate誌の93+という評価は少し評価が高すぎるかな、と思いますが、90点代の実力は十分持っていると思います。同じ生産者の Givry 1er Cru Cellier Aux Moines '99 も同様にお薦めです。これらのワインは輸入元のラックの希望小売価格が3,200円と3,300円だったはずなので、探せば3,000円以下で入手できるはずです。


9/29(Sat)
銘柄 Ramonet Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Chaumées '97
ラモネ シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・ショーメ '97
産地 フランス、ブルゴーニュ地方シャサーニュ・モンラッシェ村 価格 D
評価 Chobi 79(IWC85)
説明 ラモネは1990年代前半まではコント・ラフォンやコシュ・デュリと並んでブルゴーニュの白の三大名人と言われていましたが、ここ数年評価を下げており、パーカーによるドメーヌ評価でも、以前は5つ星評価であったのが4つ星評価に下がっています。
感想 色調は淡い金色です。香りは洋梨やヴァニラのようです。凝縮感は結構あるのですが、酸や渋みも強く、全体として調和がとれていない印象を受けます。フィニッシュも短めで、良質なシャルドネ特有の長く心地よいものではありません。これなら、2,000円以下でもっとおいしいワインが見つかると思います。

9/28(Fri)

今日はいつものワイン仲間とミニ・ワイン会でした。

銘柄 René et Vincent Dauvissat Chablis 1er Cru Vaillon '96
ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ一級ヴァイヨン '96
産地 フランス、ブルゴーニュ地方シャブリ地区 価格 D
評価 Chobi 88(WA90-92, WS87)
説明 ラブノーと並ぶシャブリの名手、ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサの、しかもシャブリ地区では90年代最高の当り年となった96年物です。シャブリというと軽く見られがちなのですが、優秀な生産者の熟成したシャブリは非常に優れたワインとなります。
感想 色調はシャブリにしては濃い金色です。香りは火打石、洋梨のようです。ボディは中程度からフルで、たっぷりとした酸があります。心地よいフィニッシュが長く続きます。これで3,000円以下だったら推薦マークをつけるのですが。
銘柄 Bernard Dugat-Py Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux St.-Jacques '94
ベルナール・デュガ=ピィ ジブリー・シャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック '94
産地 フランス、ブルゴーニュ地方ジブリー・シャンベルタン村 価格 E
評価 Chobi 90(WS87)
説明 パーカーがブルゴーニュの赤の作り手ベスト5にあげるデュガ=ピィのワインです。94年のブルゴーニュの赤はあまり出来が良くなかったのですが、デュガ=ピィは素晴らしいワインを作ったと言われています。
感想 色調はやや明るめのルビー色です。香りはイチゴやヴァニラのようで非常に印象的です。舌触りは絹のようで、タンニンも滑らかとなっており、料理と合わさず単独で飲んでも楽しめる感じです。94年はブルゴーニュの赤にとっては厳しい年だったのでどうかなと思ったのですが、良い意味で期待を裏切られました。

9/26(Wed)
銘柄 Rijckaert Macon-Fuissé Grandes Bruyères Vieilles Vignes '99
リケル マコン・フュイッセ・グランド・ブリュイエール古木 '99
産地 フランス、ブルゴーニュ地方マコン地区 価格 B
評価 Chobi 84◎(WA87)
説明 リケルはワイン・アドヴォケート誌第133号で大きく取り上げられた生産者です。彼の作るワインは、価格を考えると信じられないほどの高品質ですので、手ごろな価格で見かけたら是非購入することをお勧めします。リケルのワインはドメーヌ物とネゴシアン物がありますが、このワインはネゴシアン物です。
感想 色調は淡い金色です。洋梨や蜂蜜のような香りがします。ボディは中程度からフルで、程良い酸があり、オイリーな感じもあります。最上のブルゴーニュと比べると、こじんまりとまとまった感じは否めませんが、この価格でこの味であれば大満足です。

9/22(Sat)

朝から難波のやまやOCAT店のセールに行って来ました。着いたときにはすでに10人ほど並んでおり、お目当てのワインが買えるかどうか心配でしたが、無事ゲットすることができました。

銘柄 Val d’Orbieu La Cuvée Mythique '98
ヴァル・ドルビュー ラ・キュヴェ・ミティーク '98
産地 フランス、ランドック・ルーション地方 価格
評価 Chobi 80◎(WA91, IWC86)
説明 漫画ソムリエで取り上げられ、一躍有名になったワインです。輸入元の希望小売価格は2,000円くらいだったはずですが、タカムラhttp://www.rakuten.co.jp/wine-takamura/では950円で販売しています。残念ながら'98は売り切れて'99になっていますが、この価格で入手できるなら絶対にお買い得でしょう。
感想 色調は濃いルビー色です。香りはダークチェリーやスパイスのようです。ボディはフルで、噛むようなタンニンが印象的です。果実味がたっぷりなので今飲んでも楽しめますが、もっとタンニンが柔らかくなるのを待ってから飲めばさらにおいしいのでしょうね。
銘柄 Jacob's Creek Chardonnay '99
ジェイコブス・クリーク シャルドネ '99
産地 オーストラリア 価格 A
評価 Chobi 76(WS85)
説明 「世界で一番売れてるオーストラリア・ワイン」を謳い文句にしているワイナリーだそうです。Wine Spectator 誌によると、このワインは122,000ケース(本じゃないですよ)もつくられたそうです。
感想 オーストラリアのシャルドネは、酸が弱めでやや甘みを感じ、メロンや桃、パイナップルといった果物の香りがするフルーティなワインといった印象があるのですが、このワインもその印象どおりのワインでした。
色調は淡目の金色です。香りはメロンや桃のようです。ボディはやや軽めで、少し甘みを感じます。フィニッシュにややえぐみを感じるのが残念ですが、価格を考えれば納得の出来でしょう。

9/21(Fri)

今日はワイン仲間とミニワイン会です。

銘柄 Armand Rousseau Gevery-Chambertin 1er Cru Clos St.-Jacques '86
アルマン・ルソー ジブリー・シャンベルタン一級クロ・サン・ジャック '86
産地 フランス、ブルゴーニュ地方ジブリー・シャンベルタン村 価格 EE
評価 Chobi 87(WA87)
説明 名手アルマン・ルソーは多くの特級畑を所有していますが、クロ・サン・ジャックは特級と同等の扱いをしています。パーカーも Wine Buyer's Guide 5th Edition の中で、Burgundy's Greatest Red Wines にルソーのワインの中からシャンベルタン、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズと並んでこのクロ・サン・ジャックを選んでいます。
感想 色調は淡いレンガ色。香りは腐葉土のような香りにチェリーのような香りが合わさる。ボディは中程度で、心地よいフィニッシュが長く続く。もう少し凝縮感があれば言うこと無しだったのだけれど。
銘柄 André Bonhomme Viré-Clessé Cuvée Hors Classé '98
アンドレ・ボノーム ヴィレ・クレッセ・キュヴェ・オー・クラッセ '98
産地 フランス、ブルゴーニュ地方マコン地区 価格 C
評価 Chobi 82
説明 マコンの名手アンドレ・ボノームは、機械摘みが当たり前のこの地区にあって、手摘みにこだわる優良な生産者です。ただ、評価が高い生産者であるため、この地区のワインとしては高価です。
感想 色調は淡い金色です。香りはメロンやいちじくのようです。ボディはやや軽めで、酸はどちらかというと弱めです。味わい的にオーストラリアの樽を使っていないシャルドネのような感じです。

9/20(Thu)

今月初めて推薦マークがつきました。

銘柄 Joblot Givry 1er Cru Clos de La Servoisine '99
ジョブロ ジブリー一級クロ・ド・ラセルヴォワジーヌ '99
産地 フランス、ブルゴーニュ地方コート・シャロネーズ地区 価格 C
評価 Chobi 87◎(WA93+)
説明 ジョブロはパーカーの4つ星生産者で、特に99年は激賞されています。コート・シャロネーズのワインであるためか、値段もお手ごろ価格です。
感想 色調はピノ・ノワールとしては濃いめのルビー色です。ダークチェリーや土のような香りが印象的です。ボディは中程度からフルで、まだタンニンと酸味が強めですが、たっぷりの果実味があるため今でも十分楽しめます。WA93+というのは持ち上げすぎのような気がしますが、価格を考えると素晴らしい品質です。3,000円以下で手にはいるなら是非入手しておくべきでしょう。

9/18(Tue)
銘柄 Pere Pape Châteauneuf de Pape La Crau de ma Mère '98
ペール・パプ シャトーヌフ・デュ・パプ・ゥロー・ド・マ・メール '98
産地 フランス、ローヌ地方南部 価格 D
評価 Chobi 87(WA92)
説明 98年のローヌ地方は当り年でしたが、特にシャトーヌフ・デュ・パプは90年以来のビッグ・ヴィンテージだったようです。
感想 色調は濃いめのガーネット色です。香りはイチゴやダークチェリーのようです。フルボディで、タンニンは十分なのに刺激的なところはなく、たっぷりの果実味のため甘くさえ感じます。まだまだ熟成を続けるのでしょうけれど、今でもおいしく飲めました。

9/15(Sat)

今日は阪神百貨店のワイン祭に行って来ました。有料テイスティングで、DRC のロマネコンティ '87、ルソーのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ '87、ルショット・シャンベルタン '89、シャンベルタン '97 を試しました。ロマネコンティは初体験で、非常に期待していたのですが、香りは弱く、果実味も失せている感じでがっかりしました。84点といったところでしょうか。それに比べてルソーのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズは素晴らしく、これは92点。ルショット・シャンベルタンはあまり良くなくて82点、シャンベルタンはまだ若すぎました。これは87点といったところ。
昨日、今日と散財が続いたので、自宅で開けるワインは低価格のものにしました。

銘柄 Maison Leroy Bourgogne Blanc '96
メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ブラン '96
産地 フランス、ブルゴーニュ地方 価格 B
評価 Chobi 79
説明 ネゴシアン・ルロワのベーシックなワインです。アルコール度数は12.5%と低めです。
感想 色調は淡い金色です。香りはメロンや洋梨のようです。ボディは中程度で、それほど凝縮感があるワインではありませんがバランス良く作られています。
ルロワのドメーヌ物とは全く別物ですが、2,000円以下で入手できるなら試してみて損はないと思います。

9/14(Fri)

今日はワイン仲間とシャトー・モンローズの垂直試飲を行いました。果たしてパーカー100点の実力は如何に。

銘柄 Château Montrose '89
シャトー・モンローズ '89
産地 フランス、ボルドー地方メドック地区サンテステフ村 価格 EE
評価 Chobi 91(WA96, WS92)
説明 メドック2級格付けで、パーカーにも傑出したシャトーの一つとして評価されているシャトー・モンローズです。なかでも'89は傑作で、パーカー氏は96点をつけています。
感想 色調は濃いめのガーネット色ですが、'90に比べるとやや薄目です。抜栓直後はあまり香りが冴えなかったのですが、30分ほど経つと、ベリーのような香りが出てきました。ボディはフルで、舌触りはビロードのように滑らかです。タンニンも充分柔らかくなっていました。果実味を伴うフィニッシュ長く続きます。これは素晴らしいワインでしたが、一緒に飲んだ'90と比べると一段落ちるのはしかたないところでしょうか。
銘柄 Château Montrose '90
シャトー・モンローズ '90
産地 フランス、ボルドー地方メドック地区サンテステフ村 価格 EE
評価 Chobi 93(WA100, WS92)
説明 メドック2級格付けで、パーカーにも傑出したシャトーの一つとして評価されているシャトー・モンローズです。なかでも'90は傑作で、パーカー氏は100点をつけています。
感想 色調は濃いめのガーネット色です。抜栓直後から甘いブルーベリージャムのような香りが魅力的です。ボディはフルで、舌触りはビロードのように滑らかです。タンニンは充分柔らかくなっており、甘くさえ感じます。フィニッシュはたっぷりとした果実味が長く続きます。これは素晴らしいワインでした。

9/11(Tue)
銘柄 Condamine L'Évêque No.4 '99
コンダミン・レヴェック No.4 '99
産地 フランス 価格 A
評価 Chobi 75
説明 購入先の情報では、シラー種32%、カベルネ32%、メルロー32%、ヴィオニエ4%という変わった比率のワインです。
感想 色調は濃いルビー色です。鉛筆やダークチェリーの香りがします。味わいは最初のうちは良いのですがグラスを重ねると何となく樹液のようなニュアンスが目立ってきてくどくなる感じで、少し評価が難しいワインでした。しかし、値段を考えれば試してみて損はないと思います。

9/8(Sat)

今月はなかなか推薦マーク(◎)が出ないです。

銘柄 Rosemount GSM '97
ローズマウント GSM '97
産地 オーストラリア 価格 C
評価 Chobi 84(WA89, WS94)
説明 最近注目されているオーストラリアのワイナリー、ローズマウント社のGSMです。GSMの名前の由来は、グルナッシュ Grenache(50%)、シラー Syrah(40%)、ムールヴェドル Mourvèdre(10%)の3種のブドウを使っていることからきています。現在市場で入手できるのは'98ヴィンテージで、探せば2,500円以下で見つかるでしょう
感想 色調はガーネット色で、ダークチェリーや香辛料を思わせる強烈な香りが印象的です。ボディはフルで、たっぷりとした果実味とタンニンがバランスをとっています。欲を言うならば、もう少し味に複雑さが欲しかったです。

9/7(Fri)
銘柄 Bernard Morey Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrazées '86
ベルナール・モレ シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・ザンブラゼ '86
産地 フランス、ブルゴーニュ地方シャサ−ニュ・モンラッシェ村 価格 E
評価 Chobi 88
説明 パーカー5つ星生産者ベルナール・モレーの看板ワインの一つで、パーカーに Burgundy's Greatest White Wines の一つにあげられています。
感想 色調は濃いめで琥珀色のようです。香りはモカのようです。ボディは中程度で、フィニッシュは長めです。全体にバランスが良く、優れたワインですが、インパクトには欠ける感じがします。
ベルナール・モレのワインはあまり長期熟成には向かないと言う記事を読んだことがあったので、ピークを過ぎていないか心配だったのですが、私が試した壜は大丈夫でした。

9/6(Thu)
銘柄 Vincent Dureuil-Janthial Rully 1er Cru Margotée Cuvée Unique '99
ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル リュリー一級マルゴテ・キュヴェ・ユニーク '99
産地 フランス、ブルゴーニュ地方コート・シャロネーズ地区リュリー村 価格 C
評価 Chobi 87(WA90)
説明 ノンコラージュ(無清澄)ノンフィルター(無濾過)を特徴とするノース・バークレイ社のバレル・セレクションのワインです。ワインは盛大に澱が舞っており、ワインに詳しくない人がこれを見たら不良品と思うのではないでしょうか。
感想 色調は淡い金色です。香りはメロンや洋梨のようです。口に含むと果実味の凝縮感が感じられます。中程度のボディで、滑らかな絹のような舌触りのワインで、フィニッシュも長めです。これは価格に見合った良いワインでした。
銘柄 Coldstream Hills Pinot Noir '99
コールドストリームヒルズ ピノ・ノワール '99
産地 オーストラリア 価格 B
評価 Chobi 75
説明 漫画「新ソムリエ 瞬のワイン」でこのワインの上級品のリザーブの97年ものがブラインドでロマネ・コンティに勝つ、というお話があり、少し期待して購入しました。
感想 色調は中程度の濃さのルビー色です。香りは土のような香りにダークチェリーのような香りが加わります。ボディは中程度です。フィニッシュに少しえぐみがあり、酸やタンニンもなんかぼけた感じがします。
以前にカレラのピノ・ノワール・セントラル・コースト '97を飲んだときも失望しましたが、今回も同様の失望を味わうことになりました。同じ価格を出すならブルゴーニュのしっかりとした作り手のACブルゴーニュが入手できますのでその方がずっと満足度は高いです。

9/3(Mon)
銘柄 Saint Rhyton Merlot Special Reserve Haskovo Region '92
セイント・リュトン メルロー・スペシャル・リザーブ '92
産地 ブルガリア 価格 A
評価 Chobi 74
説明 珍しいブルガリアのワインです。この造り手では、シャルドネがお薦めです。
感想 色調はややレンガ色がかった薄目のガーネット色です。イチゴや松ヤニのような香りがします。ボディは中程度で、酸は程々です。若いワインのような硬さはないけれど、かといって熟成したワインの魅力があるわけでもなく、魅力に乏しいワインです。もっとも価格を考えれば充分な品質なのですが。

9/2(Sun)
銘柄 Comte Lafon Meursault Clos de la Barre '86
コント・ラフォン ムルソー・クロ・ド・ラ・バレ '86
産地 フランス、ブルゴーニュ地方ムルソー村 価格 EE
評価 Chobi 93(WA 95)
説明 ムルソーの名人、コント・ラフォンのムルソー・クロ・ド・ラ・バレ '86 です。ブルゴーニュでは、'86 は '85 や '89と並び、80年代の当り年です。クロ・ド・ラ・バレはコント・ラフォンのモノポールで、村名畑ですが一級畑に迫る品質のワインを産んでいます。ブルゴーニュの畑の格付けが見直されるとしたら、一級畑に格付けされることはほぼ確実だと思います。
感想 色調はシャルドネにしてはかなり濃く、琥珀色です。香りはモカのようなキャラメルのような熟成香がします。ボディはフルで、口に含むと果実味の凝縮感に圧倒されます。今熟成のピークを迎えている感じ。単独で飲むと少しくどい感じで、料理と合わせた方が楽しめるワインでした。